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大場 尚文 展 50年の歴程「心象紀行-彷徨と定位-」

画家・大場尚文(おおば ひさのり)の画業50年の仕事を回顧する展覧会を開催中です。

 

*作家の在館予定- 水曜日・午前中  木曜日・10:00~14:00(6/21・7/19は除く)

 

協力-チルコロ・マンドリニスティコ・フローラ

後援-河北新報社、TBC東北放送、仙台放送、ミヤギテレビ、KHB東日本放送、Date fm

大場尚文は、1941年(昭和16)上海に生まれ、現在の栗原市で少年時代を過ごした後、岩手大学学芸部・特設美術学科に学びました。

以後、主に宮城、岩手を拠点に活動し、70年代には「モダンアート協会」展や岩手の作家を中心とした「エコールド・エヌ」展などに出品。幾何学的抽象とも呼ぶべき作風ながら、レリーフ状に盛り上げた画面を、絵画の平面空間へと転化する逆説的表現には、視覚の曖昧さの奥底に、人間存在の危うさを見据えようとする画家の視点が感じられます。この「内視」にこそ、画家の原点があります。

「描写」への復帰、現実と幻想の平等化、画題選択上の試行錯誤、日本美への覚醒。こういった要素が絡み合って、80年代以降の作風は、激しく振幅を描いて展開しました。彷徨にも似たその様相は、「原 点」を周回しつつ、己を定位しようとする営みにはほかなりません。

本展は、いまだ生成途上にある画家の全体像を、25点の作品によって示そうとするものです。

 

大場尚文「原阿佐緒・オマージュ‐涙痕」1987年.jpgのサムネール画像

緋炎.jpgのサムネール画像のサムネール画像

 

 

 

 

 

 

 

左:「原 阿佐緒オマージュ・涙 痕」1987年

右:「緋 炎」2007年

 

浮遊.jpg白い空間の中で.jpgのサムネール画像

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

左:「白い空間の中に」1969年

右:「浮 遊」1971年

 

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左:「沈黙の記憶」1978年

右:「刻 ・ 刻」2011年

 

 

愛のテーマ.jpg               「愛のテーマ・・・ドッグファーザー」2006年

 

 

【関連イベント】 会場-カメイ美術館                 大場尚文先生.jpg

●ギャラリートーク

6月23日(土) 14:00~

*予約不要、参加費は入館料のみです。

 

●ギャラリーコンサート

7月8日(日) 14:00~

高橋五郎氏主宰のチルコロ・マンドリニスティコ・フローラ

によるマンドリンコンサート。

*要予約で、先着80名様。電話、Eメールでカメイ美術館まで

お申し込みください。参加費は入館料のみです。

 

 

掲載 2012年06月20日

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