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こけし特別展「阿部木の実の世界」 父 平四郎、母 陽子から受け継ぐ、かお、かたち、こころ・・・
阿部木の実氏は、秋田県湯沢市川連で、木地山系のこけしを作り続けて30年あまりになります。
父・阿部平四郎、母・陽子から型を受け継ぎつつ、「伝統の奥深さに、創作の躍動感を入れたい」と語り、
“伝統こけし”に、新鮮なイメージを反映させた”創作もの”という多様性に富んだ作品も見せてくれます。
今回の展覧会では、木の実氏の父母の作品、また、本人の初期から現在までの作品をご覧いただきまして、
その歩みをたどります。
<ギャラリートーク>
5月14日(日)午後2時より
阿部木の実氏 × 伊藤ちえ氏(紅茶とこけし 西荻イトチ店主)
木地を挽くとき、樹の何十年もの”命”を感じます。
顔を描くとき、人の強さを思います。
花を描くとき”花は木と人を讃える”。
この小さな者達から、それを感じて貰えれば幸いです。
“風”がないので静かに雪が降っている
日暮れ方には”田んぼ”も”道”も
“屋根”も”空”も見分けがつかなくなる
木の実
掲載 2017年04月25日