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宮城県芸術協会 絵画部門 現審査委員作品に見る 「自律の様相」
主催=社団法人 宮城県芸術協会 カメイ美術館
後援=河北新報社 NHK仙台放送局 TBC東北放送 仙台放送 ミヤギテレビ KHB東日本放送 Date fm
宮城県芸術協会とカメイ美術館は、平成21年度より共同で特別展を開催しております。本年度は昨年度の第1部「継承する力」に引き続き、宮城県芸術祭絵画展現審査委員の自選作品展として第2部「自律の様相」を開催いたします。
本展は、創設以来の歩みの回顧と検証を企図した「草創期の10人」、「光芒の昭和」を承けて絵画部門の「今」へと視点を移そうとするもので、来年度までの三部構成の展示を予定しております。
第2部となる本展では、現在審査委員を務める88名のうち、昭和12年から23年まで誕生した31名の仕事をご覧いただきたいと思います。
この世代の多くは、戦中戦後の混乱期に幼少期を過ごし、60年、70年安保の青年期、高度成長期での働き盛り、更にバブル崩壊から失われた20年と言われる現在まで劇的な変化の中で、創作活動に取り組み生きて来た作家が中心となっております。その創作活動は芸術協会49年の歴史と連動し、現在、芸術協会活動の中心的存在となっております。
本展で展示された作家たちが、その時代とどのように向き合い現在に至っているのか、どのような展開があるのかをも感じつつご高覧いただければ幸いです。
出品者(50音順)
相澤 一夫 吾妻 篤 浅井 元義 阿部 好江 安藤瑠吏子 飯野 哲雄
大泉佐代子 大内 欽二 大場 仁 大場 尚文 奥山 和子 小野寺君代
久保田 敏 斎藤 敏行 桜井 忠彦 佐々木和江 佐々木啓子 佐々木寿美
佐治 紅実 佐藤 勝昭 佐藤 幸子 佐藤寿美子 鈴木 智枝 丹野 三夫
能島 和明 早坂 貞彦 早坂 健 三塚 迪子 宮澤 早苗 毛利 洋子
谷内森真理子
◆関連イベント◆
ギャラリートーク 2月9日(土) 午後2時より
*予約不要、参加費は入館料のみです。
左:相澤一夫「BROKEN・GROUND-X《放たれた者の行方》」2009年
中:吾妻 篤「ネパールのバザール」2011年
右:浅井元義「ふたりぼっちⅠ」1978年
左:阿部好江「ひとり-風の行方」1999年
中:安藤瑠吏子「抱 く」2002年頃
右:飯野哲雄「Plastic Section’95-5」1995年
左:大泉佐代子「花のように」2002年
中:大内欽二「もう一つの季節」2012年
右:大場 仁「夢 見 月」1997年
左:大場尚文「凝 視」2009年
中:奥山和子「黒い服の女」2001年
右:小野寺君代「生 夏」2010年
左:久保田 敏「生 き る」2011年
中:斎藤敏行「中庭へ・07b」2007年
右:桜井忠彦「流転’13-1-3」2013年
左:佐々木和江「希望・今だからわかること」2011年
中:佐々木啓子「闘 鶏」2008年
右:佐々木寿美「麦 秋」2008年
左:佐治紅実「ひととき」2011年
中:佐藤勝昭「青い石段で」2009年
右:佐藤幸子「松島涼風」2012年
左:佐藤寿美子「羽化の時」1993年
中:鈴木智枝「今の在りよう」2004年
右:丹野三夫「秋 声」2000年
左:能島和明「夜 の 聲」1998年頃
中:早坂貞彦「 象 」2011年
右:早坂 健「自然のしるし BHV-50」2011年
左:三塚迪子「室 内」2000年
中:宮澤早苗「生 き る」2012年
右:毛利洋子「萌 し」2001年
谷内森早苗「海 景」2010年