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亀井昭伍コレクションより「古作こけし名品展」
こけしは、江戸時代後期の文化・文政期に誕生したと云われています。
温泉地での農閑期の湯治文化が定着したころ、温泉土産、つまり商売の品物として、何かないだろうかと、
発案されたものの中にこけしがあったと考えられています。
今、平成のこけしブームが到来してきたように感じます。
こけしを愛する人達は一人ひとりが(自分とこけし達)の世界をいだいているようで、物静かそうな方でも、話はじめると
止まらないなどということがよくあります。
ここに展示するこけしは、昭和10年代までにつくられた、古作こけしと称されるもので、現在製作されているこけしの
ルーツと言えます。
鉛筆よりも筆が身近だった時代、電灯がまだこんなに明るくなかった時代、自動車も多くなく、新幹線も無かった時代・・・
その頃につくられたこけし達なのです。
掲載 2014年01月20日