アーカイブ

菊地義彦作品展 古里回帰 ー制作の原点は山紫水明の栗原ー

菊地義彦は二十歳のとき、同郷で独立美術協会会員り画家、狹間二郎より

「一生絵を描き続けるか」と問われた覚悟を胸に、古里・栗原にモチーフを求め、

その自然と風土を一途に描き続けています。

本展では季節や時間帯により千変万化する様々な表情の栗駒山、勇壮な伝統芸能・

八ツ鹿踊り、栗駒山のブナ林や山王囲遺跡の出土品からイメージした幻想的な作品など

独立展、河北美術展の入選作を中心に、手作業農耕文化の姿を後世に伝えるため、

近年、特に力を注ぎ来年度の完成を目指しているシリーズ「栗駒山麓稲作の1年」からの

作品も併せて展示いたします。

古里・栗原への敬慕が籠められ、躍動感溢れる重厚な筆致と豊かな色彩で描かれた

菊地義彦の覚悟の軌跡をどうぞご高覧ください。

 

 

後 援=栗原市 栗原市教育委員会 (公社)宮城県芸術協会 河北新報社 TBC東北放送

仙台放送 ミヤギテレビ KHB東日本放送 エフエム仙台

 

 

 

 

古里の舞.jpg

「古里の舞」2010年 第78回独立展

 

 

 

古木.jpgのサムネール画像のサムネール画像

「木 立」1957年 第25回独立展

 

 

 

石の魚(河北).jpg

「石 の 鳥」1965年 第29回河北美術展 文部大臣賞

 

 

 

 

 

別れの日.jpg

「別れの日」1983年 第47回河北美術展 河北賞

 

 

 

 

分水嶺栗駒山.jpg

「分水嶺栗駒山」2006年

 

 

 

 

栗峰新雪.jpg

「栗 峰 新 雪」2014年 第77回河北美術展

 

 

 

 

 

耕.jpg

「 耕 」1996年 第2回日韓国際交流展

 

 

 

 

菊地義彦(きくち よしひこ) 略歴

1931年  宮城県栗原郡一迫町(現・栗原市)に生まれる。

1951年  東北大学教育学部に入学。杉村惇の指導を受ける。

狹間二郎洋画研究所に通い、油絵の指導を受ける。

1952年  第16回河北美術展に《冬の一迫》で初入選。以後、1965年文部大臣賞、1970年岩手県知事賞受賞。

1956年  創立25周年記念第24回独立展に《森》で初入選。

1964年  独立美術協会会友に推挙。

1966年  文部省主催「全国県展選抜展」に宮城県代表として《石の鳥》を出品(東京都美術館)。

1983年  第47回河北美術展で《別れの日》が河北賞受賞。

1986年  河北美術展招待作家を委嘱される。1993年顧問、2012年参与に推挙。

「宮城独立美術の会」を結成。

1990年  東北新幹線くりこま高原駅舎内に展示する「栗駒山三部作《種蒔坊主》S100号、《駒姿》S100号、

《白鳥と栗駒》F150号」を制作。

1994年  私設美術館「創盛館」を開設。

1997年  私設美術館「狹間二郎常設館」を開設し、「狹間二郎・菊地義彦師弟展」を開催。

2004年  宮城県教育文化功労者として表彰される。

2006年  「古里にモチーフを求めて55年・菊地義彦絵画展を開催(せんだいメディアテーク)。

2009年  「栗駒山麓稲作の1年」を開催(せんだいメディアテーク)。

2014年  宮城県芸術協会創立50周年にあたり、宮城県の芸術文化発展に寄与した功績により感謝状を贈呈される。

他  個展開催、展覧会出品多数。

 

現在  独立美術協会会友 河北美術展参与 宮城県芸術協会絵画部運営委員 日本美術家連盟会員

 

 

 

 

 

 

菊地義彦先生.JPG

アトリエで制作中の菊地義彦先生

●作家在館予定日は、

5月26日(火) 、31日(日)  6月7日(日)、14日(日) ギャラリートーク

7月5日(日)、19日(日)、26日(日) です。急きょ変更になる場合もございます。   

 

 

【関連イベント】  

ギャラリートーク  6月14日(日)  13:30~  *予約不要・参加費は入館料のみです。

菊地義彦先生に、狹間二郎先生、菅原文太さん親子の想い出や制作秘話、古里・栗原への思いなどを語っていただきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

掲載 2015年05月15日

Home> アーカイブ 一覧