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栗原市所蔵作品による「狹間二郎回顧展-「絵はポエジー」と語った画家の遺作-

栗原市出身の狹間二郎は、古里・栗原や仙台近郊の風景、牛馬などを大胆にデフォルメし力強い色彩で描い
た作品が独立展で高く評価され、東北を代表する独立美術協会の作家として活躍しました。
戦後は独立展、河北美術展に作品を出品しながら、展覧会の開催や洋画研究所を開設し後進の指導にあたる
など仙台画壇の中心作家として、東北の美術発展や女性絵画グループの結成にも尽力しました。60歳で病に
倒れ、利き手が不自由になった後も左手で最晩年まで意欲的に制作を続けました。
本展は、長男で俳優の故・菅原文太氏と長女の佐藤合子氏が栗原市に寄贈した油彩画、木版画、デッサン、
スケッチ779点より、1930代年から第51回独立展に追悼展示された絶筆の《遊》まで油彩画約50点を展示し、
狹間二郎の画業を辿ります。
制作と後進の指導に邁進した活動の中心地・仙台では初の本格的な回顧展になります。詩人でもあり「絵は
ポエジー」と語り、「詩的冥想の画家」と評された詩情豊かな狹間二郎の世界をどうぞご高覧ください。

ギャラリートーク  7月9日(土) 13:30~ *予約不要・参加費は入館料のみ
菊地義彦先生に師・狭間二郎、菅原文太親子との思い出など語っていただきます。

*その他の菊地義彦先生の在館予定は5月31日(火)AM、6月18日(土)AMです。

 

3自画像.JPG

<<自画像>> 1930年

 

遊.JPGのサムネール画像

 

<<遊>> 1983年

 

4あゆみ.JPG   3熱海の朝.JPG

<<あゆみ>> 1973年                 <<熱海の朝>>   晩期

 

掲載 2016年05月25日

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