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第2回「小山 五郎 展」
小山五郎氏(1909-2006、群馬県太田市出身)は、三井銀行(現・三井住友銀行)の社長、会長を歴任し、日本の産業経済界の発展に大きく貢献してきました。その一方では、銀行の激務でどんなに遅く帰宅しても、小一時間寝る前にキャンバスに向かい、国内外の風景や静物など数多くの優れた絵画作品を遺しました。
少年時代には画家になろうと真剣に考え、旧制静岡高等学校時代の恩師・曾宮一念先生の薫陶を受け、終生絵画をこよなく愛し、亡くなる一週間ほど前までスケッチをされていたといいます。
この度、小山家をはじめ、三井住友銀行様、三井住友海上火災保険様のご協力を賜りまして、2008年に続き、小山五郎氏の油彩画、水彩画による特別展開催の運びとなりました。
「Cabaret」1969年(F20)
「天壇曇天」1954年(M30)
「トルコ桔梗」1975年(M40)
「無名菩薩」1982年(63.5×47.5)
掲載 2012年09月15日